中古車の情報を見ていると、たまに「現状渡し」「現状販売」と書かれた車があります。相場よりかなり安いことが多く、気になる方もいらっしゃると思います。江別市の東海オートサービスです。
この「現状渡し」が何を意味するのか、そして納車前整備の有無で何がどう変わるのか。ここを理解しておくと、中古車の価格差の正体がはっきり見えてきます。
「現状渡し」とは何か
ひとことで言えば、「今ある状態のまま、そのままお渡しします」という販売方法です。販売店は納車前の点検・整備・部品交換を行いません。
そのぶん価格は安くなります。ただし、次のような形で負担が後ろにずれるだけ、ということも多いのです。
- 納車の翌週にバッテリーが上がる
- 数か月後にブレーキパッドが限界になる
- オイルが真っ黒のまま渡され、エンジンに負担がかかる
- タイヤの溝がほとんど残っておらず、すぐ買い替えになる
もちろん、状態の良い車が現状渡しで安く出ていることもあります。要は「自分で状態を判断できるか」に尽きます。
納車前整備で一般的に行うこと
整備付きで販売する場合、当店では次のような項目を見ています。お店によって範囲は異なりますが、目安としてご覧ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エンジンオイル・エレメント | 交換。中古車の基本です |
| ブレーキ | パッド・シューの残量、ローターの状態、ブレーキフルードの確認 |
| バッテリー | 点検し、弱っていれば交換 |
| タイヤ | 残り溝、ひび割れ、製造年(夏・冬とも) |
| ベルト・ホース類 | ひび割れ、緩み、劣化の確認 |
| 下回り | サビ、オイル漏れ、ブーツ類の破れ |
| 灯火類・ワイパー | 球切れ、ゴムの劣化 |
| 冷却水・各種フルード | 量と汚れ、濃度の確認 |
| 室内清掃 | 清掃・消臭 |
金額にすると数万円分の作業です。「整備費用3万円」と書かれていたら、この程度のことをしていると考えていただくと、見積もりの読み方が変わってくるはずです。
同じ車で比べてみる
| A車(整備付き) | B車(現状渡し) | |
|---|---|---|
| 支払総額 | 52万円 | 44万円 |
| オイル交換 | 済 | 要(約5,000円) |
| バッテリー | 新品 | 要交換(約15,000円) |
| ブレーキパッド | 残量十分 | 半年後に交換(約20,000円) |
| ワイパー・電球 | 交換済 | 要(約5,000円) |
| 1年後までの実質負担 | 52万円 | 約48.5万円 |
差は3.5万円まで縮まりました。しかもB車は整備のために何度か工場へ足を運ぶ手間がかかり、部品交換の時期を自分で判断する必要もあります。
ご自身で整備される方や、信頼できる工場がすでにある方なら、B車のほうが確実に安く上がります。そうでない方には、整備付きをおすすめします。
現状渡しを選ぶなら、ここを確認
- 不具合を正直に開示してくれるか: 「エアコンが効きません」「異音があります」と先に言ってくれるお店なら、信用できます。
- 試乗できるか: 整備しない前提なら、なおさら自分の目と耳で確かめる必要があります。
- 納車後に何が必要になりそうか、聞いておく: 「あと半年でブレーキパッドですね」といった情報があれば、予算を組めます。
- 整備してもらう場合の追加費用を確認: 「この項目だけやってほしい」という相談ができるお店もあります。
- 保証が付けられるかどうか: 現状渡しでも、保証プランを付けられる場合があります。
安さの理由を知って選ぶ
当店がお客様にお伝えしているのは、「安いこと自体は悪くない。ただし、なぜ安いのかを知らずに買うのは危ない」ということです。
現状渡しは、その理由がはっきりしている売り方です。理解したうえで選ぶなら、まったく問題ありません。問題なのは、「整備付きだと思っていたのに、実は何もしていなかった」というケースです。見積書に整備の内容が書かれているかどうかを、必ず確認してください。
まとめ
- 「現状渡し」は整備をしない分だけ安い販売方法
- 安く見えても、消耗品の交換で差は縮まることが多い
- 自分で整備を手配できる方には合理的な選択肢
- 比較するときは「整備内容込みの総額」に揃える
東海オートサービスは自社に整備の設備がありますので、納車前に何を見て、何を交換したのかを具体的にご説明できます。お見積もりの内訳についてのご質問も歓迎ですので、お問い合わせフォームまたはお電話でお気軽にどうぞ。
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