本州から北海道に引っ越してこられた方が、最初の冬に驚くもののひとつ。それがリモコンエンジンスターターです。江別市の東海オートサービスです。
道内では装着率が高く、「北海道では当たり前」と言われる装備ですが、本当に必要なのか。メリットとデメリットを両方お話しします。
何ができる装備なのか
家の中や職場からリモコンでエンジンをかけ、出発前に車を暖めておく装置です。北海道では、これで次のことが一度に片づきます。
- 車内が暖まっている: 氷点下の車に乗り込んで、震えながら暖まるのを待つ必要がありません
- 窓の氷が溶けている: デフロスターをONにしておけば、フロントガラスの霜取りが済んだ状態で出られます
- ワイパーが凍りついていない
- シートが冷たくない
朝の10分が変わる。特に、小さなお子様を乗せる方や、屋外駐車の方にとっての価値は大きいと思います。解氷スプレーを吹いて、スクレーパーで削って、という作業がなくなるのは、実際に経験すると戻れません。
デメリットも正直に
1. 燃料を消費する
毎朝10分のアイドリングを続ければ、それなりの燃料を使います。ひと冬で数千円から1万円程度の燃料代の増加になると考えておいてください。
2. 周囲への配慮が要る
ここは大事な点です。住宅密集地では、早朝のアイドリング音と排気ガスが近隣の迷惑になることがあります。集合住宅の駐車場では、規約でアイドリングが制限されている場合もあります。
使う時間帯と長さに配慮する。これは装備を付ける以上、セットで考えるべきことだと思っています。
3. 盗難のリスクという誤解
「エンジンがかかったまま無人になるのは危ないのでは」というご心配をいただきます。実際には、正しく取り付けられた製品なら、ドアは施錠されたままで、ブレーキを踏むとエンジンが止まる仕組みになっています。
ただし、キーを車内に置いたままにする使い方は危険です。必ずリモコンはご自身で持っていてください。
4. 車種によって取り付け費用が変わる
本体と工賃を合わせて、おおむね3〜7万円程度が目安です。イモビライザー付きの車種や、プッシュスタート式の車は専用のアダプターが必要になり、費用が上がります。
付ける前に確認したいこと
- 駐車場所から家までの距離: 製品によって電波の届く距離が違います。マンションの上層階から地下駐車場、といった条件では届かないことがあります。
- 駐車場の規約: アイドリングが禁止されていないか。
- MT車かAT車か: MT車への取り付けは、安全上の理由から対応が限られます。
- 自分の車に対応しているか: 近年の車は電子制御が複雑で、適合の確認が必要です。
- バッテリーの状態: 弱ったバッテリーでは、始動に失敗することがあります。スターターを付けるなら、バッテリーの点検もセットで。
中古車に最初から付いている場合
道内の中古車には、前オーナーが付けたスターターがそのまま残っていることがよくあります。これはお得なのですが、確認したい点があります。
- リモコンが付属しているか: リモコンだけ紛失していると、追加購入が必要です。登録作業も要ります
- 実際に動くか: 現車確認の際に、必ず作動させてもらってください
- リモコンの電池: 交換できる種類か
- 配線の処理: 素人配線だと、電装トラブルの原因になります。気になる場合は見てもらいましょう
代わりになる方法
予算を抑えたい方には、こんな手もあります。
- フロントガラスカバー: 夜のうちにかけておけば、朝の霜取りが不要になります。数千円で買えて、効果は確実です
- シートヒーターの後付け: 乗ってからの暖かさが段違いです
- ワイパーを立てておく: ゴムの凍結と劣化を防げます。無料です
- 解氷スプレーを常備する
ガラスカバーとワイパーを立てる習慣だけでも、朝の作業はかなり楽になります。まずこれを試してみて、それでも不便なら取り付けを検討するという順番が、無駄のない進め方だと思います。
まとめ
- 屋外駐車で、お子様を乗せる方には価値が大きい
- 費用は3〜7万円程度が目安。燃料代もひと冬で数千円〜1万円増える
- 近隣への配慮と、駐車場の規約の確認は必須
- バッテリーが弱っていると始動に失敗する。点検とセットで
- まずはガラスカバーで十分、という場合も多い
東海オートサービスは電装品の取り付けも行っており、お持ち込みでの作業も承っています。「うちの車に付きますか」というご相談だけでも構いません。11月は混み合いますので、お早めにどうぞ。
東海オートサービス
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